定年を前に老後を心配して資産運用を考える日々
長生きしたら資金が足りなそうなので、投資の勉強をして退職金の資産運用で食いつなごうと考えるオヤジの日々をつづります。FP(ファイナンシャルプランナー)を名乗る息子が一応指導員です。
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株券ペーパーレスに潜むウラの意図(?)
 老後を守るテクニック        ~FPが現場で実際に発した一言~
                    1億円達成を急ぐ人へのコラムも
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        新装 家計を助けるやさしい投資術 第48号

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 ●今回の分野:株式
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 ●気をつけないと株券が単なる紙切れになってしまいます
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 ●やりとり:

 「うーん、このままなら相続税は発生しますかね」

 「そうですね、今おっしゃった通りなら基礎控除を超えます」

 「具体的にはいくらぐらいですか?」

 「必要でしたら税理士を紹介しますが、まだ早いのでは(笑)」

 「あはは、定年になってからでいいかぁ」

 「ところでこの三菱重工の株式はどの証券口座にあるのですか?」

 「これは銀行の金庫にあります」

 「?」

 「タンス株です」

 「なるほど、でも気をつけないと紙切れになりますよ」

 「!」

 「名義が書き換えてあれば一応大丈夫ですけど」

 「どうだったかな、確認します」





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 ●テクニック
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▼株券が単なる紙切れになってしまうというのは、平成21年までに実施予定の「株券のペーパーレス化(電子化)」によるものです。正式には「株券不発行制度」といいます。

▼上場されている株式の取引決済の迅速化や合理化を目指して導入されるもので、いまでも多くの方が利用されている「証券保管振替制度(ほふり)」を発展させたものです。株券をなくしてしまったり、名義書換を忘れて配当を受け取れなくなったりするリスクがなくなるという点で、株主にメリットがあります。

▼この制度に移行すると、株券は単なる紙切れになります。現在の株券は例えば保険証書などと異なり、失くしたからといって原則再発行されません。それほど”保有していることに価値のある紙”です。

▼重要なポイントは名義の書換です。実物をご覧になればわかりますが、名義を自分の名前に書き換えると株券の裏に記名されます。これがなされていれば株主権は制度以降後も確保されます。タンス株券を相続されて放置されているケースでは、この手続きが済んでいない可能性があるので要注意です。

▼また名義書換の手続きをしても、証券会社を通じて「保管振替機構」に預託していないと、すぐに売却できない仕組みになっているそうです。

▼さて、よく考えるとせっかく株を買ったのに自分の名義にしていないほうが不自然だと気づきます。はい、実は理由があるのです。相続の裏ワザ。

▼例えば10億円も相続税の課税対象となる遺産があるとします。もう相続税の基礎控除とか問題にならない額です。この場合相続税率は60%(控除が別途あります)。高い。株式を相続すると、時価に対してこれだけ課税されます。

▼これを回避するために、株券を購入後名義書換せず無記名で手元に置いてタンス株券にします。先に申しましたとおり株式は持っていることが重要なので、名前がなくても証券会社に持っていけば時価で買い取ってもらえます

▼こうして売却するときの課税がミソです。ご存知の通り現在は利益、即ち売却価格-購入価格の差に対して10%(特例、基本は20%)が源泉分離課税されます。しかし無記名株券だと、誰がいついくらで購入したかわかりません。その際は購入価格を1円にして計算するのです。

▼?、それは高すぎる?しかし、先に述べた相続税率60%に比べたらたいしたことないですよね。そうなんです。無記名ですからそれが相続財産なのか贈与なのかそうでないのか判らない。

▼このような相続対策が「株券のペーパーレス化」実施後に使える可能性はほぼゼロになったでしょう(詳しくは税理士へ)。この方法をつぶすために制度が変わったかどうかは判りませんが、抜け穴は次第になくなる流れなのは間違いないようです。以前は金融債でも使えましたが今はダメです。

▼そう考えると、以前取り上げました年金保険をつかったチンケな節税策なんてどうなるかわかったもんじゃないのです。

▼ちょっと書きすぎたかも。まー大金持ちには多分常識です・・・ちなみにタンス株受入の斡旋は当FP事務所でもやっています。近くの方はどうぞ。


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  ▼日本株の豪快な下がりっぷりを目で確認
   http://kaimusya.seesaa.net/article/19352737.html

  
  ▼税制調査会資料「個人所得税に関する論点整理」
   http://www.mof.go.jp/singikai/zeicho/tosin/170621.pdf
   再度。老後の安泰を図るには税制チェックは欠かせません。


  ▼税負担の増加を「お金に働いてもらう」ことで補う
   http://www.lifemoney-clinic.net/contents.html

   遠方からのご依頼も承りますので、一度カタチにしてみましょう
   何をどうするのがベストなのか知りたい方はご相談下さい
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テーマ:ひとやすみ - ジャンル:株式・投資・マネー

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もうすぐ定年で老後はのんびりしようかと思っていたら、甘いと脅されてます。仕事を手伝いながら勉強しています。つましく暮らせば大丈夫と思うのですが、なにしろ長生きの家系なもので少しだけ心配です。趣味はゴルフ。



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