定年を前に老後を心配して資産運用を考える日々
長生きしたら資金が足りなそうなので、投資の勉強をして退職金の資産運用で食いつなごうと考えるオヤジの日々をつづります。FP(ファイナンシャルプランナー)を名乗る息子が一応指導員です。
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浮動株数
▼株式投資の基礎用語ですね。簡単すぎるかもしれませんが、東証株価指数(TOPIX)算定基準見直しも控えていますので。

▼浮動株とは発行済み発行株式のうち、親会社の持ち分や金融機関など簡単に手放さない株主のものを引いた分を指します。簡単に言うと、日々の取引の対象になりえる株数とみられるものです。

▼定義はいろいろあるようですが、一般に発行株数から少数特定者持ち株数(上位10位までの株主と役員持ち株数)を引いたものを指します。まぁ、フツーは会社四季報の【株主】欄<特定株>○○%を見て、これを【株式】○○千株に乗じて、これを発行済み株式数から引き算すると出ます。

▼なぜここのところ”浮動株”という用語が頻繁に取り上げられるかというと、TOPIXの算出基準が現在の時価総額ベース=発行済み株式総数から、浮動株数へと変更されることが決まっているからです。段階的に反映されることになっていて、今年10月末が第1回で、来年2月末、同6月末の3回です。

▼目的はというとTOPIXを日々の株価の動きを掴むための指標に、より近づけるためです。売買される可能性の少ない株数の価値まで含んでいては、リニアに反映されているとはいえません。そこが国際指標であるMSCI指数(以前紹介しました)に劣る点でした。

▼この変更の影響はというと、まぁ、ご存じの方も多かろうと思いますが、一応書きます。TOPIX算出対象のうち、浮動株数の多い銘柄に買い需要が、少ない銘柄に売り需要がでるからです。パッシブ(指数連動)運用を行う投資信託などファンド勢は、連動性を保つため必ずリバランスします。一説に10兆円あるといわれるパッシブ(インデックス、とも)ファンドが動くのですから、影響が小さいわけがありません。

▼これを利用して上手くコバンザメ投資すると、値幅がとれる可能性が大きいのです。段階的な移行は、ここを狙われるのがわかっているから実施されるともいえます。銘柄ごとの影響については、あちこちの証券会社のレポートがあるので調べてみてください。もちろん自分でも出来ます。

▼さて、上記はこれからしばらくだけ気にしていれば良い話です。他にもこの浮動株数を気にする場面があります。

▼仕手化するなどして暴騰した銘柄があるとき、その出来高をチェックします。まれに浮動株の数倍の出来高をこなす事があります。ということは、あるレベルで信用売り(空売り)が入っている可能性が高い。当然ですが株の売買は売りと買いがあって成立します。浮動していない株が売られているということは、つまり信用売りなのです。

▼この場合翌日以降に高い逆日歩や、売り方の買い戻しを狙った買い仕掛けが期待できます。逆に言えばそんな状況で信用売り玉を抱えてしまうのはマズい。デイトレードでお祭り銘柄に参加する場合は、念のため当日の出来高と浮動株の比率はチェックしておく必要があるのです。

▼また暴騰・急騰でなくても、上昇を続けた銘柄が浮動株相当の出来高をこなしたならば、まもなく天井をつけるケースも多いようです。
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クソ株とボロ株
▼あまり品のない言葉ですが、株式投資の現場では日常的に使われるので取り上げてみました。ちょっと一休みネタですが、役に立つかもしれません。似ているようで全く違います。

▼まず、クソ株。一般には値動きに乏しく保有していても空売りしても収益にならない銘柄や、一時的にそんな状態に陥っているものを指します。一言でいえば、需給の変動要因に乏しいものです。

▼株価は買いたい人が売りたい人よりも多ければあがりますし、逆なら下がります。どちらもいなければ出来高は細り、動きません。商いが薄く誰にも見向きされない銘柄はクソ株といえます。

▼もう一つのパターンは、業績がよくなってきて買いたいと思う人が現れる一方、売りたい株主も同じぐらいいるらしく、出来高だけ増えるケースがあります。決まった値段で、延々売られますので株価は動きません。

▼このように出来高はそこそこなのに上値の重い銘柄には、特定株主の事情に原因がある事が多いので注意です。業績は好調なのに、チャートの5日線に沿ってジリ下げしているウラには、ビンボー大株主の換金売りが隠れています。クソ株の疑いのある銘柄は、即手放しましょう。

▼一方ボロ株。100円以下の株価で会社の経営状態に難のある(と思われている)銘柄をよくこういいます。3年前なら大手ゼネコンすらこれに該当していました。景気の後退局面で量産されます。

▼クソ株は全く役に立ちませんが、ボロ株は要注目です。運用額の大きな投資家が好む戦法に「ボロ株バスケット」があります。まぁ、倒産懸念のある低株価の銘柄を少しずつ買うというポートフォリオを組んで、1年ぐらい放置するだけなのですが。手間がかからないうえに勝率が高く、また見ていて面白い。

▼10銘柄ならば、5つは値が動かず3つぐらいが紙くず同等になり2つぐらいが暴騰して数倍になり、トータルで儲ける狙いです。2年前なら危ないゼネコンバスケットで高い収益をあげることができました。当時失礼ながらその主力銘柄であった長谷工(東1808)は、50円あたりで買っていれば半年で5倍です。

▼残念ながら直近は対象となる銘柄が少なくバスケットを組みにくいのですが、日本経済がまた下降したときには狙ってみてください。念のためですがこの戦法はバスケットにすることに意味があるのです。ボロ株1つに全力勝負は絶対にやってはいけません。

▼また、このバスケットは狙った利益を生んだ時点で、即解消するのがポイントです。欲張って1つ2つ持ちっぱなしにするのはお勧めしません。ボロ株ですからいつ暴騰・暴落するかわかりません。その監視に手間をかけるのは趣旨に反します。全ての銘柄に翌日寄り付き成り売り注文を入れるのが、クールな投資家です。






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仕手(して)株
▼たいした理由もなく突然数日暴騰したかと思うと、翌日暴落を始めたりする銘柄です。よくどれを仕手株というのか、と聞く人がいます。仕手株はどれ、ではなく急に出来高を伴って株価が乱高下し、どうもその動きに特定の買い手(まれに売り手)の意志が感じられるものを指します。

▼新聞などでは「仕手株」と書くのがはばかられるため、低位材料株、などと表記されます。ねらわれやすいのは株価が100円~300円ぐらいで、浮動株数(発行済み株式から、機関投資家など簡単に手放さない株主の持ち高を除いた株数)の少ない銘柄です。買い集めが容易だからです。

▼仕手株の価格を操る意志のある人(特定筋、筋などといいます)がねらっているのは、空売り(信用売り)の呼び込みです。理由もなく高騰した株をみると、空売りで儲けようと考える個人投資家がわらわらやってきます。分不相応の株価だからすぐ下げに転じるはずだと、少々騰がってもさらに空売りを続けます。

▼しかしそれでも株価が上昇をつづけると、どんどん空売りの含み損が膨らみ耐えきれなくなります。個人の場合は空売り=信用取引ですから、買った株を持ち続ける現物取引の、3倍のスピードで資金が減っていきます。彼ら(売り方)が、どうしようもなくなって反対売買、つまりやたらと返済買い(業界用語で、踏み上げるといいます)をしたときに、株価が頂点になります。そのタイミングを見計らって、買い手は持ち株を売り抜けます。

▼デイトレーダーや証券自己売買部門にとっては、値動きの読みやすい、稼ぎやすいのが仕手株です。しかし、そうでない人は絶対に手を出してはいけません。特に急騰銘柄に空売りを仕掛けるのは厳禁です。一日の値幅が20%以上、一週間で倍半分になることはザラです。

▼米国の株式市場には、仕手株という概念はないそうです。想像ですが、日本市場の値幅制限に原因がありそうです。仕手株はその日のストップ高を目標に値を動かします。これがないと株価を操作しようとした場合、無限に資金が必要になってしまいます。急激な値動き防止の仕組みが仕手株を生んでいるとすれば、やや皮肉な感じがしますね。

▼今週、ジャスダック上場の南野建設に関連したニュースがありました。業績不振で赤字続きだった南野建設は02年9月に、約3億6000万円分の第三者割当増資を公表しました。増資を引き受けた投資グループは数日後にほとんどを売却し、同年11月から12月まで、高値で転売し続け、株価を操作していたといいます。この間、1株95円だった株価が350円まで跳ね上がりました。これに大阪の特定筋がかんでいた疑いがあり、証券取引等監視委員会が捜査に入ったのです。

▼いうまでもなく、株価を操るような売買は違法です。仕手筋は複数の証券会社経由で発注し、その発覚を逃れているといわれています。摘発となると非常に珍しい。この事件は増資に伴うインサイダー疑惑があるため、表沙汰になったのでしょう。

▼ちなみに、あなたがある銘柄の価格を形成させるに十分な資産を株式投資に投じている場合、その売買は証券会社がチェックしています。1億以上で信用取引をしていれば、常時監視されている可能性もあります。で、特定銘柄の当日最高値を3日連続で買っていると、一発アウト。株価操作同等と見なされて取引停止になりますのでご注意を。

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MSCI指数
▼前々回紹介しましたMSCBとは似て非なるもの、三井住友銀行の略称であるSMBCとも全くの無関係です。

▼モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社が独自に算出している株価指数で、世界の50ヶ国以上の主要株式から構成されています。簡単にいうと、東証株価指数(TOPIX)のモルガンスタンレー版です。

▼少し詳しくいいます。例えば各国株価の動きを見るときは、日本では日経225平均株価、米国ならダウ工業株30種平均、英国ならFT100などが有名です。有名ですが、その国の株の動きをリニアに反映させているか、やや心配です。NYダウに至ってはたった30銘柄です、をいをい。

▼また、日経225やNYダウは修正平均株価(知らない人はgoogleってください)なので、値がさ株の値動きが影響しすぎます。またTOPIXは現状、発行済み全株式の時価総額ベースなので、実際に取引されている浮動株の動きを反映しきれていない(今年秋から修正が予定されている)などの、問題が指摘されています。

▼そんな欠点を補った指数で、世界の機関投資家がベンチマーク(運用成績を評価する上での基準とする指標)として重宝しているのがMSCI指数です。日本株では今年年初で314銘柄が採用されています。

▼従って海外のファンドで指数連動型の運用を行っている場合、MSCI指数に採用された銘柄は買わなければ連動性が担保できません。また、外れたものは用なしですから、当然売り需要が出ます。日経225やTOPIXに比べ個人投資家への知名度が低いため余り話題になりませんが、知っている人は知っています。主に5月と11月にリバランス(対象銘柄入れ替え)があります。

▼最近有名になりすぎた観がありますが、昇格銘柄(例えば店頭から東証、日経225への新規採用)の先回り買い(通称:コバンザメ投資法)が応用できる可能性があります。日本市場における海外資金の比重が高い現在なら、なおさらです。

▼まぁ、東証採用基準などと違ってMSCIがはっきりとした採用ラインを公にしているわけではないので、先回りはかなり難しいですかね。逆に、それ故、発表直後に買っても結構な値幅がとれることがあります。

▼持ち株が訳もなく急騰(急落)してその原因がファンドの買いだった、はよくあることです。後で背景にMSCI採用(外れ)があることを知るのも、情けないので覚えておきましょう。

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プロフィール

ヤス

Author:ヤス
もうすぐ定年で老後はのんびりしようかと思っていたら、甘いと脅されてます。仕事を手伝いながら勉強しています。つましく暮らせば大丈夫と思うのですが、なにしろ長生きの家系なもので少しだけ心配です。趣味はゴルフ。



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