定年を前に老後を心配して資産運用を考える日々
長生きしたら資金が足りなそうなので、投資の勉強をして退職金の資産運用で食いつなごうと考えるオヤジの日々をつづります。FP(ファイナンシャルプランナー)を名乗る息子が一応指導員です。
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鬼より恐いぞ追証
   ■今回の用語■   追証(おいしょう)


▼いやな言葉ですね。信用取引口座をお持ちの方なら当然ご存知でしょう、今回は飛ばしてください。そうでない方はお読み下さい。よく考えるとこれまで取り上げていませんでした。

▼筆者も食らったことがあります・・・忘れもしない2003年10月23日。メガバンがそろってストップ安した時です。あぁ、あの頃は若かった。

▼正式名称は、追加証拠金(の差し入れ)です。株式の信用取引で、建て玉(たてぎょく:信用取引でつくったポジションのこと)や担保にしている有価証券の価値が下落し、追加入金しなければポジションを維持できなくなった状態を指します。

▼例えばある証券会社の場合、信用取引の建て玉は担保価値を30%で除した額までOKです。例えば担保が100万円ならば約333万円まで信用取引でポジションを持つことが(現行制度では)出来ます。

▼この証券会社で最低保証金維持率が20%と決められているとすると、約333万円の制限ギリギリまで建て玉を持っている場合、333万円X20%=約66.6万円まで証拠金価値が下がるまでポジションを維持できます。つまり100万円-約66.6万円=33.4万円の含み損まで許容範囲ということです。

▼逆に言えば333万円の建て玉が33.5万円の含み損になり299.5万円の価値しかなくなった時に、追証が発生するのです。追証の発生は当該日の大引け後の値洗いで算定されます。

▼一般に追証が発生すると、信用建て玉制限である30%になるように追加で入金しなければなりません。前述の例で言えば、33.5万円になります。100万円をタネにで取引していてその1/3にあたるお金を別途準備するのが、いかに大変なことなのかお分かりになるでしょう。これは1億円を証拠金にしている場合も当然同じです。

▼入金の期限は受渡日ですから3営業日後です。もし相場が反転して含み損が減ったとしても、一度発生した追証は取り消しされないので必ず新規に入金しなければなりません。

▼また証拠金が現金でなく株式であった場合、一般に株式の現在価値X80%の証拠金相当として計算します。ですから追証が発生しそうになったらその担保株式を売却するだけで、証拠金額が2割増加します。しかし追証が発生してしまう(=当該日大引け後に通知をもらう)と、売却できるのは翌日です。その受渡日は同じく約定日の3日後ですから、2割増加するタイミングが1日遅れになり間に合いません。

▼よって今回のように相場全体が急落した場合、まず担保になっている株の換金売りが”当日”に出ます。そうしないと回避策として意味がありません。

▼不幸にも今回のように連日急落すると、担保価値が2割増加したぐらいでは追いつかなくなります。もう入金しかありません。それが準備できなければ自ら損切りするか、入金が確認できなかった証券会社による強制決済となります。辛い

▼結構強制決済を待ってしまう人がいるのは、少しでも先延ばしにしてその間の相場の好転を祈っているからです。損切りすることが決定しているにしても、戻った後なら損害が少なくなる可能性がありますからね。勿論戻る保証はなく、傷が深まる可能性もあります。

▼このため相場の低迷が続いた場合俗に言う”追証の投げ”といわれる売りが、クリティカルな下落のあった3営業日後の後場寄付あたりで出ます。朝一が入金の締め切りなので、そこで確認できなかった証券会社が強制的に建て玉を決済するのはこのタイミングになるのです。

追証は悲惨です。100万円の資金が66.5万円に激減する取引を強制されるのです。そうならないようにマネジメントすることが何より重要なのは言うまでもありません。

▼ちなみに追証を放置して強制決済になると場合によっては口座閉鎖を食らうこともありますから、出来るだけ自発的に投げ売りしてください・・・。


   ▼信用取引の全面規制
    http://yasuyuki.blog35.fc2.com/blog-entry-88.html


   ▼身近な専門家と話をしながら、自分の資産運用を考えてみたい
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テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

やっと底打ちした?
   ■ひとこと■


大きく突っ込んだ後反転と、かなり疲れる1週間でした。なんとか週足陽線となりましたが、先週で底打ちとの筆者の予想は見事に外れました・・・。

ご承知の通り、9.11の翌日にも相当する下げ幅を招いたのは米国市場の影響です。長く続いた好景気の減速観台頭や不動産フロス(バブル)の終焉、さらにはバーナンキさんの利上げ姿勢など株式市場が最も嫌う、先行き不透明材料がてんこ盛り。

こちらも一旦反転したのですが、利上げ打ち止めとなるまでは不安定な状況が続くでしょうね。日銀のゼロ金利解除時期とともに、金融当局にを見守る形の株式市場です。

もっとも、年初来高値からの下落幅は米国で約13%に対して、日経225ベースでは一時22%に達するなど、市場参加者へのインパクトはかなり違います。この点はやはり去年の反動と見るべきでしょうか。


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  ▼再度、いまさらながらメジャーSQを確認
   http://yasuyuki.blog35.fc2.com/blog-entry-151.html
   こちらから用語解説に入ってください


  ▼姉妹紙の「家計を助けるやさしい投資術」はこちら   
   http://www.lifemoney-clinic.net/magazine.html

    老後を自ら守るため、株式投資以外の資産形成のコツを紹介します
    前号テーマは”タンス株を使った相続裏ワザ”です。


  ▼変額個人年金保険とは何なのか?
   http://yasuyuki.blog35.fc2.com/blog-category-7.html


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テーマ:資産運用について - ジャンル:株式・投資・マネー

毎月ある権利落ち日に注意しましょう
   ■今回の用語■   権利落ち日


▼配当や分割や株主優待、あるいは議決権など株主の権利が確定する日を、権利落ち日とか権利確定日、権利割当日などと言います。

▼その前営業日が権利付最終売買日とか権利取最終日なのは皆さんご存知でしょう。毎回配当取りや優待取り、あるいはヘッジの空売りなどが錯綜するアノ日ですね。この権利付最終日までにお目当ての銘柄を購入し、売らずに翌日に持ち越せば株主名簿に載ります

▼例えばこの6月末に本決算、または中間決算などを行う企業の株式は、権利落ち日が6月27日(末日からさかのぼって4営業日目)で、権利付最終売買日が6月26日(権利落ち日の前日)です。

▼また株主の権利は、権利落ち日の朝一番に売り飛ばしても全く問題なく確保されることもご存知でしょう。そうです。株主になるためには、決算月のある1日だけ株式を保有していれば良いのです。

▼こんな基本的なことの確認のためにこの用語を選んだのではありません。

▼当月に決算を迎える銘柄は、決算日である末日に株式の受渡を行いません。名簿確定の事務工期などが起源でしょうが、これはルールです。すると権利落ち日に株を売却すると、その代金は通常よりも1日遅れて決済されます。

▼また今月末の例でいきます。6月末に決算がある銘柄を買って27日に売却すると、決済日は(土日が挟まるので)7月3日です。そうではない銘柄ならば通常通り、売却日の3営業日後の決済ですから30日です。

▼この時間差のため、権利落ち日にその株を売り他の銘柄に乗り換えようとすると”買付代金が不足しています”というエラーを見ることになります。また売却した代金で翌日に同じ銘柄を買ってしまうと、受渡日が同じ日(前述の例ならどちらも7月3日)なので鬼より恐い差金決済禁止ルールに引っかかって強制持ち越しになるんです。

▼デイトレードをしているとたまにこんな事態に出くわします。証券会社によっては信用取引枠が縮小するケースもあります。

▼乗換え売買が出来ないほうは、3月や9月など多くの企業が決算を行う時に決算日とする銘柄ならば、条件(受渡)が同じ日なので実害がなく意外に気づきません。新興市場に結構ある12月決算銘柄を取引していると、ヒヤリとすることがあります。

▼でもそれならまぁいいでしょう。

▼イヤなのはそれ以外の非常識な月に決算を行う会社ですね。そのうえ実行できるほど儲かっている様子もないのに中間配当の制度を採用し、中間期末で無駄に資金を拘束させられる銘柄は、デイトレーダーには最悪です。

配当や株主優待もない銘柄の場合、こういったことを嫌って権利付最終日に売られやすくなったり、権利落ち日に売買が不活発(出来高が細る)になるケースが見受けられます。特に個人投資家の多い新興銘柄を売買される時には、念のため本・中間決算がいつなのか調べておきたいですね。



   ▼未公開株について再度注意喚起
    http://yasuyuki.blog35.fc2.com/blog-entry-96.html
    そういえば未公開株詐欺でネタになる石油会社が遂に・・・

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テーマ:マネー・貯金 - ジャンル:ライフ

さすがに一旦反転するでしょう、の日本株
   ■ひとこと■


いやーやっとメジャーSQを通過しました。この日も一時突っ込む場面も見られヒヤヒヤしましたが、機械受注で良い数字が出たことで高値圏で大引けとなりました。

筆者は水曜日前場で反転とみて買い出動。その後急落して即損切りさせられました。テクニカル無視、先物主導の売り圧力はただ事ではなく、一方に振れたときの恐ろしさを感じました。これが去年の反動だとすると、いかにここ1年ほどの上昇相場が異常であったかわかりますね。

5月半ばから始まった世界同時株安ですが、こと日本市場に関して言えばとりあえず底打ちだと見ます。ここからなら下げても直近安値、またはSQ値を下回るまでは買い下がり、もし割り込んだら撤収、という作戦でリスク対リターンはつりあっているでしょう。

米国は景気先行き不透明感もあり金曜日も株式市場は下落。引きづられることの多い日本経済ですから楽観は禁物ですが、一旦買い、ということで。

投資は自己責任ですよ。


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  ▼再度、いまさらながらメジャーSQを確認
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テーマ:株式日記 - ジャンル:株式・投資・マネー

イールドカーブは金利とともに相場の方向性を示す
   ■今回の用語■   イールドカーブ


▼「利回り曲線」のことです。主にその国の国債を対象にしています。

▼改めて言うまでもありませんが、株式市場の動きと債券(=金利)の動きには密接な関係があります。ゼロ金利継続という異常事態の続く日本では、ピンと来ない向きも多いと聞きます。金融機関に勤める若い従業員はゼロ金利しか知らず、プラス金利になったらちゃんと仕事が出来ない懸念があるといいます。笑えません。

▼一般に債券利回りは、償還日が先であればあるほど高くなります。例えば3年後償還国債や3年満期定期預金より、5年国債や5年定期預金のほうが利回りは高くなります。

▼なぜそうなるのかはいくつか考え方があるのですが、最も分かりやすい例を紹介します。

▼債券を発行する企業や国がきちんと元本を償還できる可能性は、先であればあるほど低くなると考えられます。ある企業が1年後に倒産する確率と5年後に倒産する確率、どちらが高いかと考えれば分かりますね。

▼万が一のリスクを負うことになる長期の債券は、当然プレミアムのついた高い利回りでなければ買い手が見つけにくいのです。

▼もちろん市場に金利先高観があればさらに長期債券の利回りは高くなければなりません。逆に先安感があればプレミアムを相殺する方向に働くでしょう。

▼このような金利に関するマインドや市場状況を表すのがイールドカーブです。縦軸に金利、横軸に償還までの期間を目盛りにしてグラフにします。

▼短期金利<中期金利<長期金利の状態で、イールドカーブが右肩上がりになっている状態を”順イールド”、短期金利>中期金利>長期金利でイールドカーブが右肩下がりになっていると”逆イールド”と言います。

▼ゼロ金利状態の日本のイールドカーブは当然順イールドですが、金利動向に注目の集まる米国はフラットな状態が続いており、一時期逆イールドになり話題となりました。

▼金利動向は現在や将来の景気を織り込み、またそれと不可分の株式市場動向を織り込みます。金利を無視して株式投資が出来ないのは当たり前です。

▼ただ短期に限って言えば、金利の上昇=株価の下落、という単純なものではありません。金利先高観は好況感ともとれますからね。逆もまたそうです。

▼さすがにそれなりの投資経験のあるであろう皆さんには蛇足だったでしょうか。ま、金融政策の転換点が近いこともありますから、金利をチェックするきっかけになればと思います。

▼ちなみに短期金利は1年以内の各種国債、中期は5年債、長期が10年債、超長期は20年債や30年債の利回りを指すのが一般的です。まー超長期債を個人で買う人はまずいませんが。


   ▼イールドカーブを実際に見てみる
    http://www.risk-neutral.co.jp/yield_curve.html
    バブル崩壊前後のイールドカーブの変化は見ものです


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日本株は当面の底を打ったのか?
   ■ひとこと■


日本株、特に新興市場が乱高下でした。短期志向の方、金曜日は儲かりましたか?年に数回ある必勝パターンでしたね。

といっても、実は筆者の周りはそれほど勝てていません。信用取引でカラ売り出来る、やる、デイトレーダーはドテンのタイミングが難しかったでしょう。CPを高めて買いのチャンスをじっと待っていた方に、最もオイシイ相場となりました。

さて、とりあえず金曜日の乱高下(長い下ヒゲ)で当面の底をつけたと見られますが、まだ安心はできません。下落トレンドの新興市場は、何しろ個人投資家の比率が高いマーケットです。ライブドアショック以降かなり懐が痛んでおり、戻り待ち売りも控えているでしょう。

よく高値からの「半値八掛け二割引」なんていいますが、すでにそれを達成した銘柄もたくさんありますね。これが新興株の恐ろしさ。そして2度と戻らない銘柄が、その中にたくさんあると思われます。ボラティリティの高い投資先を選ぶなら、投資期間と銘柄の選択は慎重すぎるぐらいでないと失敗しますよ。

何しろ来週のメジャーSQまで目を離せない日本株市場です。


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  ▼問題の東証マザーズ指数を確認
   http://quote.tse.or.jp/tse/quote.cgi?F=histidx/histsearch
   日中足はこちら。マーケットスピードにないので愛用者多数
   http://www.tse.or.jp/REALIDX/def44.html




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為替相場と株式相場の関係とは
   ■今回の用語■   為替介入


▼やや株取引と離れますが、最近話題の為替ネタ。

▼為替相場が急激に変動すると、その国の経済に大きな影響を与えます。アジア通貨危機などは印象的な出来事のひとつで、一国の命運を左右する力があります。

▼その影響を回避するために行われるのが俗に言う「為替介入」です。正式名称は「外国為替平衡操作」。日本の場合日本銀行が実行部隊で、稀に大規模な資金をつぎ込んで為替をドカンと動かすため、一部では「日銀砲」などと呼ばれ恐れられています

▼実行主体が日銀、またはその委託を受けた銀行であるため、日銀がその実施につき意思決定しているような誤解を持たれがちですが、本当は財務大臣です。つまり時の政府の政治的スタンスが反映されやすい性質があります。

▼「為替介入」とは具体的にはなにか。

▼単純に言うと、「短期国債を発行して金を集め、外国の国債を買う」という行動です。外国=ほぼ米国(推定、非公開)、なので「借金をしてアメリカ国債を買う」事だと言えます。

▼こうして長年積み上げてきた外貨準備は、その額およそ8600万米ドル(9.5兆円)に達しています。一時期まで世界でダントツトップでしたが、今年になって中国に抜かれ2位になったといいます。

▼そうなんです。ご存知の通り中国は、「元」の高騰を抑えるため継続的に為替介入をしています。で、日本の外貨準備の多さも過去の為替介入が大規模であったことを示しています。

▼株式投資の現場では、円高に振れると主要企業の業績に対してマイナスに効きがちなので、ネガティブに捉えられることが多いですね。実際「為替介入」も”円売りドル買い”の円安誘導ばかりです。

▼ただ実際には自国通貨の価値が大きく下がるほうが、国としては困ります。輸入に頼った生活を送っている日本人は、円があまりに安くなると物価が高騰してしまいます。

▼根強い円安論者(筆者もそうです)は、日本の膨大な借金を根拠にしていますが、それに対するカウンターがこの外貨準備の多さです。急な円安になると現在日本が保有している準備外貨、つまり米国債の価値が上がります。すると米国債を日本が売る動機付けになり、米国債の価格が下がり(金利は上昇)アメリカが困るというのです。だからハイパー円安はありえない、と。

▼事の真偽を検証する能力は筆者にはありません。ただ、逆に言えば緩やかな円安は手持ちの外貨資産の含み益を拡大させるので、日本の財政にとってプラス要素であり、日本政府は潜在的に円安を望んでいるとも考えられます。

▼いずれにしても資産運用を考える上で、株価と金利にならんで為替は重要な要素ですから、日々チェックすることをお勧めします。

▼最後に日本株に関連して一言。先に円安に振れると日本株にプラスと見られることが多いと申しましたが、逆の見方もあります。

▼近年日本株市場へ外国人投資家から大きな資金が流入しています。その時は自国通貨(例えば米ドル)を売り、円を買って日本株を買います。円高要素ですね。

▼逆に日本株市場から資金を引き上げるときには、円を売ってドルを買う。円安要素です。つまり円安に振れることは、外国人投資家が日本(株)市場から資金を引き上げている(円安=株安トレンド)とも見えるのです。

▼円高が進みドルベースでの資産が膨らんだタイミングで日本株を売却、即ドル転すると為替差益も手に出来てオイシイ。その額が大きければ急に円安に動きますよね・・・そうなんです、5/18前後はなんだかクサイんです。

▼確認するすべはありませんが、頭の隅に。


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   ▼外貨準備等の状況
    http://www.mof.go.jp/1c006.htm
    日本がどれほど金(Gold)を保有しているかも記載あり




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ギャップアップした銘柄を狙ってみる
  ■今回の用語■   ギャップアップ(ギャップダウン)


▼窓(又は空/くう))を開けて株価が上昇することをギャップアップ(GUなどと略称)といい、下落することをギャップダウン(GD)といいます。

▼念のため教科書的には前日の高値よりも高く寄り付くことをGU、前日安値よりも安く寄り付くことをGDと称します。一部で単に前日終値より高く始まることをGUと呼んでいるようですが、正確には違います。

▼テクニカル分析のうちローソク足を利用する手法では、窓(ギャップ)の発生は注目度の高いシグナルです。多くの場合当日ローソク足は前日ローソク足と重なり合うものですが、たまにこのような不連続な断層が出来ます。

▼これを埋めるように動くときはその株価がオーバーシュートである事を示唆し、埋めずに離れていくときは短期的に非常に強い(上の窓なら弱い)と見られます。スウィングはもちろん、寄付から勝負をかけるデイトレードでも注目に値します。

▼例えばギャップアップした銘柄がその直後、少し、つまり窓を埋めきらない程度に下げた後、再び上昇に転じたらば強い需要があると見て買う作戦。上昇力は強くなりやすく値幅が大きくなることが期待できる一方、ロスカットラインはその日の安値更新、と非常にわかりやすいですね。

▼狙っていた銘柄がGUすると買いにくく思えますが、地合の良いときには比較的成功しやすいと言われます。

▼もうひとつの見方は、翌日ギャップアップしやすい銘柄をあらかじめ買っておく戦法。「そんなのわかれば苦労しない」。そうですね。でも傾向としては、以前も紹介しましたが「ストップ高買い気配銘柄」を買えれば翌日のギャップアップ分をおいしくいただける事も多いのです。

▼とはいえ「埋まらない窓はない」などともよく言われ、中長期的には過去に発生した窓を必ず埋めにいくとされます。確かに多くの場合そうなっていて、デイトレ派と長期投資派では同じギャップアップでも受け取り方が大き
く違うともいえます。

▼まぁいずれにしても傾向で、理屈はありません。信じるものは救われる。

▼逆に考えると、GDやGUの発生はまめにチャートを見る人しか気づきません。ですから短期手法の投資家の場合、結果としてGUやGDした銘柄を好んで売買することになります。

▼すると急騰・急落や窓明けせずにジリジリ上昇するある意味優良な銘柄は、売買スクリーニングに引っかかってこないのです。デイトレ資金に荒らされて無駄にボラの上がることを好まない中長期投資の方は、そういった視点で見てみるのも面白いでしょう。

▼それほどデイトレーダーや証券自己の連中は、ギャップアップやギャップダウンに注目しているのです。


   ▼テクニカル分析ということ
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少し不安なインドの証券取引所
   ■ひとこと■


昨晩も米国株式市場は堅調でした。不安定ながらも3連騰、明けての月曜日は休日です。

ここのところの世界株安が端的に表れているのが、新興国の株式市場の急落です。ご承知かと思いますが、インド株指数(ムンバイ)は高値から約20%下落しています。先日は日中で10%の下落幅となり取引が停止される異常事態となりました。

笑える(?)のはインドの証券取引所の取った措置。流動性供給のために信用取引の保証金率を引き下げた(10%→5%)のです。普通は投資家保護のために引き上げるのが筋のような気がしますね。確かに追証は遠のきますがこんなハイレバレッジでさらに株価が下落したら、ちょっと想像し難いパニックになりそうです。

インドでは株式市場が鉄火場のような扱いを受けている懸念ありです。

もっとも今回のインドを初めとした新興国株安は、海外投機資金の引き上げくさい動きによるとみられています。それが一服するとすれば国内資金の引き留め策があるいは功を奏するかもしれません。

いずれにしても株安の流れが止まるかどうか、しばらく目が離せません。


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  ▼不安を煽るインド株指数の動きをチェック
   http://in.finance.yahoo.com/q/bc?s=%5EBSESN&t=3m


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  ▼円高のうちに為替証拠金取引を研究しておく
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テーマ:マネー・貯金 - ジャンル:ライフ

異常に弱い米国株式市場
ナスダックのチャートです。

米国株


ついに頭打ちなのでしょうか。

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シーズンストックで短期値幅を狙ってみる
   ■今回の用語■   シーズンストック


▼今年の夏は暑いのでしょうか。

▼暑ければビールやエアコンが売れそうだ、なんて誰もが考えますよね。株式市場もそんな動きをすることがあります。季節によって買われたり逆に売られたりする銘柄があり、それらをシーズンストックと言います。夏ならばサマーストック。

▼主なものに清涼飲料水、ビール、家電(エアコン、ストーブ)、繊維(マスク←花粉症)などがあります。このセクタの主力銘柄はその季節に1度は物色されますね。

▼ビールが最も有名でしょうか。理由は対象企業のビール売上依存度が、例えば家電企業のエアコンに対して相対的に高いことと、猛暑か冷夏で売上のボラティリティが高いことです。

▼実際に売上だけでなく収益にリニアな効きかたをする傾向(品目が少なく比較的低限界利益の商品)も強く、月間での成績が定期的に発表されること、あるいは天気予報など経済ニュース以外でも猛暑といえばビール、のようなパターン化された取り上げられ方になるのも、ビールがその代表とされる要
因です。

▼ストーブを作っている会社も依存度・ボラティリティでは高位にあるのですが、小型株なためシーズンストックというよりそれをネタにした仕手株のイメージが強いです。

一般的には対象商品が最も活発に消費されるシーズンの以前に株価が上昇し、シーズンに入ったり当該企業の業績が発表される頃には(実際の業績がどうであれ)下落を始めることが多いものです。

▼このためシーズンストックは気象庁が長期予報を発表した直後あたり、意識していないと忘れてしまいそうなところで活動を開始します。

▼このあたりは優待銘柄や高配当銘柄を狙うパターンに似ています。ただ、必ずしも株価上昇要因でないことが悩ましいところです。

▼デイトレードで狙うなら対象銘柄の寄付き、特に板の厚みを毎日チェックします。おかしな様子だったら買ってみる、動かなかったら一旦手放す、でOKでしょう。

▼シーズンストックは動きが出ることそのものが材料になります。シーズンストックとして買われていることが誰の目にも明らかだからです。指数に逆行して上昇しているときは素直に順張りで。

▼2503は既にかなり上がってしまいましたが・・・取り上げるのが少々遅かったかもしれません。

▼まぁ、直近のように相場が膠着している時に蒸し返されることも度々ですから、指数の動きが悪いと見るならサマーストックの値動きは確認する価値のあるものです。

▼以前は業種全体がまとめて物色されることが多かったのですが、直近は業績の良いほうが買われ悪いほうは売られる場合が多く要注意。あるいはロングショートで鞘を取る作戦の方が増えたのかもしれません。


   ▼老後の趣味に株式投資やデイトレードを考える
    http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P71935214

    優待を事実上タダ取りする方法は当然ご存知ですよね?


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リバウンドを狙うという基本戦法
   ■今回の用語■   リバウンド


▼ダイエットなんかでも使いますね。特殊事情で行き過ぎたモノやコトがその反動で逆方向に急に動くことをを指します。ここで説明するのは株価のことです。

▼リバウンド専門デイトレーダー(笑)の活躍と失敗で、短期売買志向の投資家には有名になりすぎた観ありですが、取り上げてみます。

急騰の後に急落ありとよく言いますが、急落の後に急騰もあります。これを狙ったのがリバウンド(取り)と呼ばれるデイトレ手法です。もちろん日足を見ながらのスウィングトレードでも使えます。

▼”急落の後の急騰”が主なターゲットですが、まず急落のメカニズムから。

▼ボックス相場の下限で買う、あるいは右肩上がりの銘柄に飛び乗るなどといった取引をする場合、見込み外れのボックス下抜けやトレンド転換による損失を意識しながら参戦しなければなりません。

▼トレードツールの発達により、個人投資家でも逆指値を使った取引が珍しくなくなった(プロは昔から)今、一定ラインでストップロスオーダーを使いながらそのリスクを制御する方法が使われます。

▼このためトレンドが反転するとあるポイントでこのストップロス(損失限定)のトリガーが引かれ、連鎖的に成行で手仕舞い注文がでます。その数が多いと短時間で驚くほど価格が動きます。そしてそれが行き過ぎのことがままある訳です。

▼有名なブラックマンデーの原因がこのストップロスオーダーだとの説もあります。

行き過ぎならば、当然戻る動きがでます。それが狙い所ですね。これをリバウンド取りとかリバ取りなどと呼んでいます。値幅が大きくなりやすいのでデイトレでは絶好の稼ぎ時です。

▼ではどこで買い参入するのか。実戦ではケースバイケースですがその手法を少しだけ紹介します。

▼「上昇トレンド中の急落、1分足ボリンジャーバンドの3σ外れ」での買い参入。これはわりと簡単ですね、見ればわかります。「上昇トレンド中の急落、高値からの半値押しorフィボナッチライン押し」。どちらも明確な根拠あってのものではなく、リバウンドの出やすい傾向だけが頼りです。

▼実際には出来高や板を見ながら、ストップロス(投売り)が止まるのを確認しないと危険です。度胸もいりますし、相場全体の流れなども考えないと成功率は上がりません。

▼”リバ取り”が有名になったのは、新規IPOの急落リバウンド狙いが一時期異様な成功率と値幅を誇ったからで、それだけで稼いだ連中が続出しました。逆にここ最近の相場ではこれら銘柄が売り叩かれたため、1つ覚えのやり方で挑戦し失敗しました。

▼このような目で銘柄を見ていると、稀に誤発注によるお宝にも出会えるのですね。ずっとPCをにらみ続けるつらい作業へのご褒美です。

▼当たり前ですが、急落銘柄には短期需給要因ではない決算の下方修正など”ホンモノ”もあります。ホンモノでもリバウンドしますが、良く注意しないとやられます。ニュースチェックなど基本を押さえる必要があるのは言うまでもありません。


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米国国債は今が買いどきなのか
   ■ひとこと■


ドル円が再び112円台・・・また円急騰です。

どうやら米国雇用統計の影響のようで、米国金利上昇の頭打ち観に敏感な市場環境を示しています。今に始まったことではありませんが、マーケットは大消費国アメリカ様次第なのです。

金利がもうすぐ下落に転じるなら、普通は債券が買い時です。米国国債ならスプリット債(ゼロクーポン債)などを買い込んで、10年ぐらいほったらかしにするのが資産運用の王道ですね。

しかし今の米国債は買いにくい。短期金利に対して長期金利が低すぎるんですね。一時期は逆イールドになっていたりして、前FRB議長が「これは変だ」なんて公言していました。歴史的に見れば10年債利回りが5%程度というのはまだまだ(米国としては)低いのです。

その原因には日本の超低金利による円キャリー取引や中国の為替介入の影響があげられているようです。どちらの要因も今後解消の方向にありますし、米国財政が好転しそうにないことからも債券高(低金利)がどこかで是正される可能性が拭えません

なーんて考えてみるのですが、ゼロ金利なんていう異常事態が長期化している国があったり、新興国のプレゼンスが急速に高まるような時代ですから従来のセンスではダメなのでしょうか。お金に余裕のある方はもう米国債を買い始めないといけない時期かも知れませんね。

そうでない方は、中間選挙まで様子見、でしょうかねぇ。


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  ▼円/ドルの週足チャート
   http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi


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株価と経済成長率の関係
   ■今回の用語■   経済成長率


▼しばらく続けたファンダメンタル分析用語も今回で終わりです。どうも読者の皆さんにファンダメンタルがらみの用語は評判が良くないのです。筆者が必ずしも得意でなく大した内容になっていないともあるでしょうが、やはり短期売買につながるほうが好まれているようです。

▼確かに最近巷にあふれているデイトレ本の著者の中には、全くマクロ用語を知らずに殖やしている人もいます。筆者の交流あるデイトレーダーのうち本を出している2人はこのタイプです。

▼ただこの2人より大きな利益を出している方には、ファンダメンタル指標にも詳しい人が多いのです。それでも局面を見てあえて短期的テクニックを使う。この差は小さくありません。本になっているレベルが今の最上・最良の投資手法とは限りません。

▼株式投資への興味を持ち続けるため、最低限のファンダメンタル分析指標を知ることに一定の意義があると考える筆者ですので、お付き合いいただければ幸いです。投資は続けることが大切ですから。

▼また前置きが長くなりました。前回の続きです。

 長期金利 - インカムゲイン < キャピタルゲイン

が当然成り立つ、でしたが、”キャピタルゲインへの期待値=イールドスプレッド”を計算すると現在なぜかマイナスになっていると申しました。

▼なぜ?に対する答えは準備できていません。一説には、日本長期国債のゆがんだ需給があると言われます。長期金利が低すぎるのです。

▼ご存知かもしれませんが、日本国債の保有者は他国に比べて極端に国内法人が多いのです。日本郵政公社を初めとした”国債好き”(?)の連中がむやみに買うので、国債価格が構造的に高い(金利は低い)状態にあるという
のです。

▼その評価は置いておくとして、”イールドスプレッドがマイナスなのは異状”との認識が、根強くある日本株割安説の大きな拠り所になっています。

▼異状、ということをもっとわかりやすく表現します。

▼”イールドスプレッド=キャピタルゲインへの期待値”でしたが、キャピタルゲインを生む源泉は言うまでもなく企業の継続的成長です。さらにマクロで見れば、企業の成長は国の成長=経済成長率とみるのが一般的でしょう。

▼だとすれば直近、イールドスプレッドがマイナスとなっている状態は、市場が日本の経済成長率をマイナスと判断していることと同義です。これは異状でしょうか?そう思うのであれば日本株は買いです。

▼一般的に日本の潜在成長率は、現状1~2%だといわれています。

再び昨年度末の数字を使えば、東証1部ベースで

 1.77%(10年国債利回り)-3.06(株式益回り)=-1.29

でしたから、潜在成長率を1%と仮にするならば、1%と-1.29%の差である2.29%分は日本株に上昇余地があると見て良いことになります。

▼また、直近の数字を使えば、同じく東証1部ベースで

 1.91%(10年国債利回り)-4.06(来期株式益回り予想)

なので3.15%です。

▼ん、日本は今後少子化の影響でマイナス成長になる?もしそうお考えならば日本株はもう適正価格、とも見えます。どちらが正しいかは・・・。


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    前号テーマは”変額年金保険の裏側”です。

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気になる新興市場株の弱さ
   ■ひとこと■


いやな雰囲気の漂う日本株市場です。あぁ、近頃短期取引は難しいですね。

前回紹介しましたSQ清算値に、先週何度か挑戦しては叩かれる日が続きました。金曜日も大きく上回ってきたと思っていたら後場になって急速に値を消しました。最終的には引け際のバスケットでピョコリと越えたのですが、力強さに欠ける展開です。

来週はこれをしっかり上回って推移するのか気にしなければなりません。

また、自動車やハイテクなど主力株に機関投資家と見られる強い買いがあった一方、新興市場株は直近IPOを中心に値を崩しました。既に怪しい動きを感じ取って東証1部に退避できた方は良かったのですが、そうでないと急落に巻き込まれてしまった様子です。

USEN(大証HC4842)に見られたインサイダーまがいの値動きや、その直後発表の泣ける決算を見るにつけ、小型株への新規参入はさらに注意を要する局面です。ライブドアショックの影響は上場廃止で終わった訳ではないようです。


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  ▼IPO
   http://yasuyuki.blog35.fc2.com/blog-entry-23.html


  ▼JPモルガン証券が”既に日本株は今年の天井を打った”
   http://yasuyuki.blog35.fc2.com/blog-entry-155.html


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イールドスプレッドで日本株全体の割安感を見る
   ■今回の用語■   イールドスプレッド


▼このメルマガも発行開始から1年を超え、第60号となりました。ご購読いただきましてありがとうございます。50の節目を何となくやり過ごしてしまいましたので、改めてお礼を申し上げます。

▼筆者は証券アナリストではありませんし、ご承知の通り株式投資もどちらかというと短期を好みます。テクニカル指標や短期需給を読む方法を中心にこのメルマガのテーマとしているのも、まぁ当然です。

▼それでも多少は勉強していますし、短期の株式投資をやってみたいと考える方にも知っていただきたいと思うファンダメンタル分析用語があります。ここ数回とりあげたものはそんな内容のものでした。

▼ゲームに近い感覚でデイトレードの視点のみで株式投資に関わると、少なくとも筆者の知る範囲では長く続けることが困難です。1億円の資産が出来たときに疲れ、飽きて止めてしまいます。知人でそんな壁に突き当たるケースをいくつも見てきました。

▼まだ資産が出来れば良いのですが、誰もがそうなるとは限りません。というよりデイトレードを継続できる条件の整った人が少数派です。だとすれば、短期と長期の両方できる知識や経験を積んだ上で、あえて自分にあった投資スタンスを選んでもらいたいと考えるのです。

▼以前にも申しましたとおり(株式)投資において最も重要なことは、致命的な損害を被らない程度に積極的にリスクをとりつつ、長く続けることです。

▼そうすれば投資を通じて、金銭的にも知的にも豊かな人生に結びつくのではないかと考えています。老後でも楽しめますしね。

▼前置きが長くなりました。「イールドスプレッド」は前回取り上げた「株式益回り」と長期金利(10年国債利回りなど)の差のことです。単純。

▼株式投資を考えるときに知っておきたい用語のうち、簡単かつ有用なマクロ指標の代表です。

▼再び前年度末の数字を使うと・・・東証1部ベースで

 1.77%(10年国債利回り)-3.06(株式益回り)=-1.29

となります。これは何か。

▼繰り返しますが、株式に限らず投資を考える際の基準は金利。投資に振り向ける資金の調達金利よりも高い利回りでないと、そこに投資する意味がありません。ファンダメンタルをベースとした投資行動は一般に長期を想定しますので、比較対象が長期金利になっています。

▼「株式益回り」はインカムゲイン(配当収入)の源泉でしたが、株式投資の利益にはもうひとつキャピタルゲイン(値上がり収入)があります。投資対象としての株式の魅力はインカムゲイン+キャピタルゲインであり、これと長期金利の差をチェックするのはある意味当然です。

▼またほぼ確定利回りの債券に対して株式では、その分リスクプレミアムが一定レベルで乗っかっているはずなので一般に、

 インカムゲイン(株式益回り)+キャピタルゲイン > 長期金利

となるはずです。変形すると

 長期金利 - インカムゲイン < キャピタルゲイン

が当然成り立つと考えられます。

▼つまり「イールドスプレッド」は現時点で株価に織り込まれている、キャピタルゲインの期待値を表しているのです・・・が、今マイナスなんですね。


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    前号テーマは”当然知っているはず、投資信託のポイント”です。

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スワップポイントでリスク許容度が上がるFX
 ●一気に資産を増やしてみたい方
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FXシリーズ8回目。以前にFXの特長としてスワップポイントが毎日計算されると申しました。2日後にはスワップポイントの1/365が手元に届きます

これを引き出さずにそのまま証拠金に回すことが出来ます。そうすることで複利が利くのとともに、許容できる為替変動幅が大きくなることも見逃せません。

例えば手持ちの資金が116万円で現在の為替が116円/ドル、必要最低保証金維持率が50%のFX業者を利用するとします。

前回テーマの想定レンジを99円/ドルまでと設定するなら、116÷2=58万円が最低維持ラインで、58万円÷17円(分円高)=34118なので、約3.4万ドルまでポジションを持っていてもマージンコールがかかりません・・・でしたね。

3.4万ドル分米ドルを買うということは、レバレッジは3.4倍。スワップ金利が仮に3.65%だとすると、1日あたり0.034%づつ金利収入があります。

荒っぽい計算ですが、スワップや為替が変動しないとすると180日(半年)で証拠金が6.12%増えることになります。

116万円 → 123万円です。

逆算します。
123万円÷2=約61.5万円、61.5÷3.4=18円分(円高)。

つまり半年ポジションをキープすれば約1円分円高への耐性があがり、1米ドル=98円まではマージンコールを回避できるのです。高金利通貨ロングの面白さがこんなところに。


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  ▼「マージンコール」(復習)
   http://yasuyuki.blog35.fc2.com/blog-entry-119.html


  ▼姉妹紙の『知らないと危ない株式投資用語』を読んでみる
   http://www.lifemoney-clinic.net/magazine2.html

   リスクとリターンのバランスを考えると、資産形成の手段として
   最有力はやはり株式です。多分5月が新規参入チャンスです

テーマ:マネー・貯金 - ジャンル:ライフ

郵便局の投資信託を知る
 老後を守るテクニック        ~FPが現場で実際に発した一言~
                    1億円達成を急ぐ人へのコラムも
\__________________________________/
        新装 家計を助けるやさしい投資術 第39号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ●今回の分野:投資信託
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 ●郵便局は単に投資信託を売っているだけですよ
  …………………………………………………………………………………………
 ●やりとり:

 「郵便局の投資信託は売れているのでしょうか」

 「そこそこらしいですよ」

 「運用成績はどうでしょう」

 「市場環境が良いので、野村のも大和のもGSのもちゃんと値上がりし」

 「いえいえ、郵便局の投資信託です」

 「?」

 「郵便局が売っている投資信託ですよ」

 「ですから郵便局が売っていて、3社が受託している投資信託です」

 「?」

 「単に売っているだけで、郵便局が運用している投信はありませんよ」

 「あぁ」

 「似た商品ならどこで買おうが、商品性もさほど変わらないのです」


[READ MORE...]

テーマ:資産運用について - ジャンル:株式・投資・マネー

増えない出来高に日本株の短期的リスクを感じる
   ■ひとこと■


機械受注とミニSQを無事通過しましたが、出来高が少ないままです。先週までに日本株はかなり上昇しましたから、過熱感を冷ますため少々値幅調整するのは当然としても、あまりに商いが細い。

オプションがらみのポジション決済のため膨らむはずの金曜日の取引が、15億株(東証1部)を割り込んでいます。昨年のピーク時は40億株/日をこなしていました。

さらに言えば、SQ清算値は直後に指数が上回れば下値を支え、下回れば上値抵抗線になりやすいといわれます。今回通過値は1万7389円30銭、来週早々にこれを上回ってこないと、しばらく上値が重くなるかもしれません。

依然先高観は強いとは言え、朝方の外国人投資家の買いが少なくなっていることから考えても少々注意の必要なタイミングになったようです。

それにしても直近IPOに崩れが目立ったこともあって、筆者も周りのデイトレーダーも冴えない戦績の週となりましたよ。


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  ▼SQ(スペシャル・クォーテーション)とは
   http://yasuyuki.blog35.fc2.com/blog-entry-17.html


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株式投資判断での重要指標「株式益回り」
   ■今回の用語■   株式益回り


PER(株価収益率)の逆数です、というのが「株式益回り」の最も短い説明です。式で書くと「EPS÷株価」、パーセントで表します。

▼例えばトヨタ自動車(東証1部7203)のPERは約18.2倍ですが、株式益回りに直すと約5.5%となります。

▼投資指標として用いる場合、パーセントとすることに意味があります。株式に限らず投資を考える際の基準は金利。投資に振り向ける資金の調達金利(長期資金なら長期金利、短期なら短期金利)よりも高い利回りでないと、そこに投資する意味がありません。

▼金利は”%”で表されますからPERではなく「株式益回り」が、比較するのに便利なんです。

▼この「株式益回り」、端的に言えばインカムゲイン(配当収入)の源泉です。関連する用語に「配当利回り(=1株当たり配当÷株価)」がありますね。

▼トヨタ自動車の今期配当は75円なので、配当利回りは約1.1%(見通し)です。株式益回りと4%ぐらい差があります。この分は内部留保になって再投資され、さらなる利益率向上に貢献するはずなのです。

▼”はず”というのは、4%分のお金で再投資し相当の利益をあげるならば歓迎ですが、そうでなければ現金を配当してもらったほうが株主はトクだからです。成長性の低い会社ほどそうだと言えます。

▼もっとも配当として受け取ると課税されてしまうので、株主にしてみれば成長性の高い会社には再投資してもらうほうが投資効率からみれば好ましい面もあります。

▼逆に「株式益回り」より「配当利回り」が高いなら、内部留保(既にある会社資産)を切り崩して配当していることを意味します。あのソトー(東証2部3571)がそうです。

▼この「株式益回り」(またはPER)や「配当利回り」は、個別株の数字はネットなどで確認できますね。日経新聞の株式欄では、東証1部全体や日経225採用銘柄、ジャスダックなどの平均数値も見られます。

▼たとえば年度末の数字を紹介すると、

  東証1部全銘柄の「株式益回り」=3.06%
          「配当利回り」=0.87%

  ちなみに「新発10年債利回り」=1.77%

この話題には続きがあります。


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    老後を自ら守るため、株式投資以外の資産形成のコツを紹介します
    前号テーマは”住宅ローンの基礎を確認するべし”です。

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プロフィール

ヤス

Author:ヤス
もうすぐ定年で老後はのんびりしようかと思っていたら、甘いと脅されてます。仕事を手伝いながら勉強しています。つましく暮らせば大丈夫と思うのですが、なにしろ長生きの家系なもので少しだけ心配です。趣味はゴルフ。



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